D5200でAiレンズを使う裏技設定 |
得られないという記事を書いたところ・・・行き付けの中古カメラ店の店員さんから
店員「ブログ見たけどさアレは正直に書きすぎなんだよ」
俺 「でも嘘は書けませんから」
店員「しかしだね・・・売り上げに影響するような事を書かれるのは困るんだよな」
と苦笑いされてしまった。 今回は中古のAiレンズが売れるようなネタを書いてくれ
とお題を渡されたので書きますよ。 ダメなところはダメで良い物は良いと正直に。
D5200はAiレンズ用の連動レバーがボディに装備されていないので露出計を使用する
事は出来ないと思われていますが。 実は明るさを見る裏技設定があるのです。
【設定方法】
撮影メニュー>動画の設定>動画のマニュアル設定 これを有効にする。
動画のフレーム数は秒30フレームに設定する。
これで動画のフレーム数分の1秒以上の高速シャッターであればライブビュー限定で
背面の液晶画面で露出のイメージが掴めるという訳。 動画だけではなく静止画でも
使えます。 露出モードはマニュアル露出モード限定になります。
ピント合わせはf5.6以上の明るさのレンズであればファインダー撮影時にフォーカス
エイドが使えますしライブビュー撮影でも拡大してピント合わせを行えば良いのです
注)CPUレンズでも使えますが、この設定を有効にすると絞り値はライブビューをON
にした時点で変更できなくなります。 絞り値はライブビューに切り替える前に決定
しておく必要があります。 Aiレンズの場合は電気的、機械的な連動がありませんので
絞り値もシャッター速度もライブビュー後に変更可能です。 単純にセンサーに入って
くる光量だけ見ているのが、この機能です。
・管理人が借りてテストしたレンズのなかでオススメを数本紹介
◆Ai Nikkor 105mm f/2.5s
1万円台で買えて軽量コンパクトで画質もソコソコ良い。 f/2.8以上から実用範囲。
管理人が一番欲しい1本はコレです。
◆Ai ED Nikkor 180mm f/2.8s
現行のAF Dタイプよりも良いんじゃないの? という予想外の結果に驚きました。
軸上色収差の残存はIF方式の弊害によるのかAF Dタイプのほうが多かった。
◆New Nikkor 200mm f/4 (Ai 改造済み)
この時代は有鉛レンズが多く使われていたのでしょうか予想外のヌケの良さに驚き。
AiとAi-s、New Nikkor改の3本の中では一番古いNew Nikkor改が一番良かった。
1万円以下で買える場合もあるので探して見ましょう。
◆Ai ED Nikkor 300mm f/4.5s
軽量でコンパクトで価格も3万円台で買える実力派レンズ。 残存する軸上色収差は
RAWで撮影してCapture NX2で補正すれば実用範囲内です。
◆Ai Zoom Nikkor 80-200mm f/4s
◆Ai Zoom Nikkor 100-300mm f/5.6s
この2本のズームレンズはワイド端は開放から使えますが、望遠端は1絞りは絞りたい。
価格も1万円台からあるので探して見ましょう。
全部望遠系なのはD5200はセンサーピッチが小さいためセンサーにまっすぐ入射する
レンズを選ぶためです。 また大口径のf/2.8以上明るいレンズも周辺の解像は流れて
しまったためオススメは出来ません。
・これはオススメできないレンズ
◆Ai Nikkor 135mm f/2s
D7000の頃にも試したのですが軸上色収差が酷すぎて半逆光で紫~ピンク色の滲みが
盛大に出てしまいました。 D5200では目も当てられない結果に・・・f4まで絞って
も四隅の描写は安定しなかった。 かなりの曲者レンズなので人物撮影なら使えるかも
知れないが風景や鉄道写真には勧めない。 開放f値の明るさに惹かれて買うと痛い目
に遭うレンズですね。
◆Ai Nikkor 135mm f2.8s
これも軸上色収差が目立つ。 f4以上に絞らないといけないのであれば別のレンズを
最初から選びます。
・使い方で味が出るレンズ
◆Ai Nikkor 105mm f/1.8s
開放は球面収差でソフトながらもしっかりと芯は出ている。 開放からf2.8までは
ポートレート向きのレンズ。 風景や鉄道写真でしっかりした描写が欲しい場合は
f2.8以上絞る必要がある。 f4以上で四隅も均一な描写になる。 絞り値によって
表情の変わるレンズなので中級者以上にはオススメできるレンズ。
以上であります。
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